逆算ドリル(自然数)
概要
逆算の練習です。 四則の逆算を、自然数の範囲で練習します。虫食い算とも。 分数、小数は出ないので小学校4年生ぐらいで解けると思いますが、 あくまで中学受験のための練習なので難易度は高めでページ数も多いです。
入試問題でも分数なし、自然数のみで計算できるものがたまにあるので、そういったものを題材にしたドリルのページを新設しました。対象学年は小4ぐらいからですかね。自然数の四則混合と逆算
本格的なもの(入試問題レベル)の計算ドリルを以下のページなどに置いています。このページには基本的なものが掲載されています。
最近更新しているほう→中学受験逆算
このページの続編として作ったほう→逆算(小数・分数)
(本来はページ右下の関連項目に書く内容ですが、このページはアクセスが多いのでこのように告知させてもらいました。)
告知は以上です。
計算の方法についての説明
初めに書いていた説明が長くなったので、解き方は このページの最後に移します。
内容
逆算 基本
あまりのある割り算の逆算
四則混合(説明無し)
分配法則の利用
平方数の利用
経過
一通り入ったセットを作成しました。 いろんな内容が詰め込まれてたので、後ほど内容ごとに別々のファイルにしました。
ひとつのファイルに色々と詰め込んでいたので、シングルカット版を作りました。
続編
分配法則のドリルに A÷□+B÷□=(A+B)÷□のパターンをつくっていないことに気がつきました。
解き方の説明
一覧にします。左が式の形の一例、右が一般的な計算方法です。
+と×の逆
□+10=20 | □=20−10=10です。(+の逆は−) |
10+□=20 | □+10=20に書き直して、上と同じです。 |
□×10=20 | □=20÷10=2です。 (×の逆は÷) |
10×□=20 | □×10=20に書き直して、上と同じです。 |
−と÷の逆
□−30=20 | □=20+30=50です。(−の逆は+) |
30−□=20 | □と20を入れ替えてよい。30−20=□より、□=10です。 |
□÷40=20 | □=20×40=800です。(÷の逆は×) |
40÷□=20 | □と20を入れ替えてよい。40÷20=□だから、□=2です。 |
このように、左右の入れ替えができるもの同士、できないもの同士で、それぞれ逆算の手順が同じになります。
あまりのある割り算の逆算
□÷5=3あまり4 | 「4小さければ割り切れた」と考えて、△÷5=3の△=15に、とっておいた4を足せば□=19です。 |
22÷□=3あまり1 | 「1小さければ割り切れた」と考えて、21÷□=3の答えを求めて□=7です。 |
÷の左右どちらが□になるかで計算の手順が変わります。
分配法則の利用
□が複数出てきた場合はこの方法か、平方数の利用になります。
割り算は分数まで使えばすべて掛け算に直せるので、あわせて記載しておきますが、今回のドリルでは出題していません。
□×7+□×3=20 | □×(7+3)=□×10=20とできて、□=2。 |
□×2+3×□=10 | □×2+□×3=10より□=2。 |
□÷2+□÷5=7 | □÷(2+5)=7としてはいけません。このままでは分配法則の利用はできません。勘で数字を当てはめるか、 分数のかけ算に直してから計算してください。ここのドリルでは出題していません。 |
20÷□+4÷□=4 | (20+4)÷□=4としてよいです。ここのドリルでは出題していません。 |
平方数の利用
分配法則の利用と同じく、□が複数あります。一つの□にまとめることができない点が異なります。
□×□÷2=32 | □×□=32×2=64で、8×8=64だから□=8 |
この計算、厳密には中3の平方根の内容だと思いますが、なぜか中学入試にしょっちゅう出されています。 正の整数のみを考えるところだけ違います。だからOKなんでしょうか?
それで、これは平方根でもそうですが、2回かけた数すなわち平方数をきちんと覚えるまでは難しいです。 九九の範囲をこえているもの、11×11=121から19×19=361ぐらいまでは覚えた方がいいと思います。 覚えたら楽です。ほんの10個程度なので、奮闘しているうちに身につくと思います。
それから、習い始めのうちは、「2回かける」と「2をかける」の混同をする人がよく見られます。根気よく練習を続けてください。