新しいサイトの参考に、現行サイトを見直しています。10年以上前に作った、立方体の見取り図のドリルの閲覧数が意外と健闘していてうれしいですね。出した当初は全然人気がなくて、その割に労力はものすごかったので途方に暮れていたのは覚えています。
現行サイトのPDFのドリルワークの作成では、通常、テキストファイルに数式のひな型とか問題の配置などを示して自作ツールに読み込ませてtexのファイルにするだけです(そのあとでplatexに怒られてからの、dvipdfm、図形ありならdvipsに仕上げてもらう。こっちにはあまり怒られない)。
乱数を使ってどんどん数値を変更させて、条件に合うものだけを選び抜けば、たいていの計算問題は類題が作れます。数十秒待つぐらいで何百問、何十枚も得られます。中学受験計算問題類題などの条件がシビアなものでもこの方法で作れました。とにかくたくさん作って複数の条件(二桁に収まるようにとか、分母を1にとか)を調べれば割とすんなり数値変更はできます。
ところが、この立方体の展開図や、干支をたどるものや、10を作る、四則演算穴埋めなどの、場合の数が影響してくる(答えが一つに限られるようにしないといけない)問題は、さらに別のプログラムを書いてしらみつぶしに探してデータを作っておく必要があって大変でした。
今見返してみても、よく頑張った俺って感じなんですけど、残念なことにどういうものを調べるプログラムを書いたのかまでは覚えていません。新しいサイトにしてもこの辺の独特のものは用意したいなと思っていますが、また一からやるっていうのもなかなかね。ただ、覚えてないだけで、今のほうが実力あると思うので案外簡単かもしれないよな。2回目のカリン塔ぐらいあっさりと、桃白白を圧倒した天津飯ぐらい余裕かもしれないよ。
立方体の見取り図は、「LATEXグラフィックスコンパニオン」っていう本を買ってPSTricksっていうパッケージに図形を変形する機能があるのを知ってそれを使ってひしゃげさせてサイコロに文字が書かれている様にみせた気がします。今なら、SVGにもHTMLにも似た機能があるようなので、その辺もなんとかなりそうです。